ごあいさつ
全国中学校空手道連盟
会長: 石川 周亨
令和2年度の改選より、全国中学校空手道連盟の会長に就任しております。 もとより微力ではありますが、中学生空手道の普及と発展のために取り組んで参る所存であります。皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げます。
さて、全国中学校空手道連盟の目標は、公益財団法人日本中学校体育連盟への加盟を実現させることであります。空手道を志す中学生が、他競技と同様に中学校で部活動として練習に励み、中体連として郡市大会や都道府県大会、地区大会、そして全国中学校体育大会へとつながる環境を整えていくことが必要と考えています。しかしながら、全国中学校体育大会の縮減、部活動地域展開など大きく情勢が変化しているところです。全国中学校空手道連盟としては、現行の全国中学生空手道選手権大会を継続し、団体戦においては多様な状況を考慮しながら進めているところです。
そのために、公益財団法人全日本空手道連盟のご指導、ご助言をはじめ、関係諸機関との調整を図りながら、公益財団法人日本中学校体育連盟加盟に向けての取り組みを進めてまいります。全国各地の空手道に関わる皆様におかれては、空手道部創部活動を進められるよう力添えをいただければと思います。
中学校の保健体育の授業においては、平成24年度より武道が必修化されました。すでに実践を積み重ね、公益財団全日本空手道連盟が空手道授業支援プログラムを推進し、空手道授業実施にあたっての手本となる研究成果を上げてくださっています。中学校、特別支援学校において全国各地の600校を超えるまでに広がってきております。空手道は安心、安全な授業を進めることができる武道であるとともに教育効果の高いものであります。
本連盟においても、公益財団法人全日本空手道連盟作成の『空手道指導の手引き』とあわせて、各地の実践を紹介していくとともに、全国各都道府県の中学校において一校でも多く空手道の授業実践が行われるよう働きかけをおこなって参りたいと考えております。
全国中学校空手道連盟は、中学生の空手道環境づくりに努めて参ります。今後とも皆様のご指導ご協力を賜りますようお願い申し上げます。